「新型コロナ」感染拡大予防対策(当社での取り組み)
―コロナ後の「インフルエンザ」予防も視野に―
新型コロナ感染が、第3波として再拡大するなか、当社としましても、現在までに進めてきました諸策に加え、一層の対策強化を図るべく、紫外線照射型の空気除菌装置を大阪本社にとどまらず敦賀、広島の全拠点事務所に、2機種7台の導入運用を開始いたしました。大阪本社の事務所では、感染拡大の当初より、事務所内「3密」を回避するため、事務机ほかのレイアウトの見直しと別室への拡張にて、執務スペースに余裕を持たせ、小会議スペースも2か所増設、ウェブ会議の同時重複開催も可能となるような設営としました。
個人業務机の間には、飛沫飛散の防止にビニル幕での境界隔離も施しております。
また、各人のマスク常時着用の徹底とともに、「接触感染」予防の観点から、アルコール除菌スプレーでの入室時の消毒も徹底してまいりました。
現在、新型コロナ感染再拡大に伴い、下記の2機種の「紫外線照射」方式の空間除菌装置の試験運用も開始中。 (「飛沫感染」予防への空間(空気)殺菌の有用性議論を踏まえ)
(採用機種)
エアロシールド社製 エアロシールド(壁掛け)2台
岩崎電気製 エアーリア・コンパクト(床置き)2台
導入環境:大阪本社事務室 床面積 155㎡ (天井高 2.6m)(対象空間容積 約400㎥)
同事務室は、1辺に窓を有するものの、換気排気口が天井面に配置なく、出入口扉面の換気よろい戸が代替する設計となっておりました。このため、暖房期においては、空調機(吹出口2か所、室内機2機からの暖気が室内上層部に滞留するとともに、居住空間(中低層)から、人体、パソコン等の排熱による緩やかな上昇対流も抑え込む結果、人体呼気からのマイクロ飛沫は居住空間帯に漂うこととなります。他方、寒冷気候の下においては、理想の「外気換気」の実施は難しいものがあります。
そこで、室内上層をエアロシールド(壁掛け)の直射紫外線で除菌、中低層(居住空間)は、エアーリア(床置き)にて下部からの吸引、装置内紫外線で除菌のうえ清浄空気を循環させる2段構えといたしました。
今回の紫外線照射での空間(空気)除菌の試行を経て、新型コロナ禍終息後も、例年繰り返す「インフルエンザ」対策としての有用性も確認していきたいと考えております。